kit
記憶に残った数少ないキット製作紹介です
bf109E | 2004.04 |
WWUの2機目、スピットファイヤーにつづくバトルオブブリテン。とても私には不似合いなテトラメッサ-です。bf109Eといっていいか悩むプロフィールだけどお陰でテールヘビーどころかテールに10gバランスを載せるまでのご利益。25クラスにOSFS52、45g標準サーボ4個(外側引き込み脚用含み)と単3電池4本、キット内のいにしえのベルクランクやめて20gサーボ独立搭載で〆て2030gは十分機体作りとして軽量と思うのだが。 |
テトラ |
asw27 |
2003.11 15mクラスドイツの名門アレキサンダーシュライヒャーASW27:キットはスパン1900程度だが実機通りのアスペクトレシオより翼面積は多分24dm2もないか?で完成重量850gはモーター駆動のASK21と同じで納得できない。多分バルサだか桐だかわかんないプランク翼と鉄棒カンザシそれと見せ掛けとしか思えないFRPウイングレットで重量アップが原因だ。翼面荷重35.4g/dm2は低レイノルズ数の中カタログ通りスロープでしか使えない性能で実機の滑空比48には天文学的な差が見られる。しかしながら初めてのエアロトーインググライドはしょぼい滑空比であっても久々の感激。数年前低翼エンジン機の上ににのせて飛ぶ試みしたが(EXTRA参照)楽しさは数倍上。なんてったて離陸から実機エアロトーイングと同じで微動だにしない緩上昇は圧巻。エルロンにラダーミキシングで切れのいい旋回は長い翼とあいまって美しいことこの上なし、しばらくはまること請け合い。もっと大型セールプレーンに兆戦したい衝動に駆られる。・・でもキットというか半完成の出来は今一・・先端のリリース機構がわかるでしょうかとてもシンプルながら確実に離れ離れに・・・1サーボ追加で4ch5サーボ それにしても母機に立候補する方が少ないのはやはり危険な香り? |
中国製? | |
以下 上から下へ年代移行 上は上から追加 |
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FA200エアロスバル | 初めて作ったスケール機はタルク入れすぎと紙貼りより重量オーバーで離陸できず。まだ飛ぶ機体の感覚が掴めなかったとき。でも常に頭の中にある大好きな国産スポーツ機。死ぬまでにもう一度完成させる。(OSMAX20) | パイロット | |
スポルタビアRF-5A | 茨城県の大利根飛行クラブ(実機モーターグライダー)に駐留していたものに憧れ、同じ配色で仕上げた。 グライダーほどの滑空性能はないが飛ばしやすく150回くらい飛行後低空サイドスリップ中墜落大破(OS10FSR) |
京商 | |
クイックビルト2500改 | スパン2500を更に200mm延長し、Tテールオールフライングに改造。ダイブで主翼がフラッタ起こしやすく、おとなしく飛ばす以外に無いが、決して主翼延長が原因ではなくプランクなしで元々ねじり剛性弱いと考える。(COX049) | パイロット | |
アクロスター | 胴体FRP、主翼発泡コアにバルサプランクの半完成。重いがそこそこアクロ可能。(OSFS80) | デジコン電子 | |
ハミングカブ改 | キットの面影は多分無いでしょう。民間航空の祖、伊藤音次郎氏の恵美号をイメージして製作。 胴体上部を切断し上翼ヤグラを追加、固定フラップはエルロンに改造し上半角減少。エンヤ11CXに9インチペラをゆっくりまわしのんびり飛行。 |
ムサシノ | |
ジプシー | 貴重なガルモデルながらスロープに恵まれずまともな飛行ないまま天上飾りと化している。 | ガルモデル | |
スピットファイアー MKU |
なにも申しません、バトルofブリテン | パイロット | |
ボートF7Uカットラス | 2000,5,6 飛行成功 | アメリカ輸入物 | |
コンボトマホーク | コストパフォーマンス最高な機体。25設定にOS40LA搭載で離陸直後にロールや背面垂直上昇可能、それなりのアクロができて満足のリーズナブルな1機 | パイロット | |
ヤンターU | 久々のソアラー、ヤンターUは太田電気のオールバルサキット。翼端を80mmづつ延長改造、更にエアロトーイング用にワイヤーリリース装置もつけながら曳航機に恵まれず、今だハンドランチテストのみ。スパン2320mm:阿武隈川に2002.7.18エアロトーイング失敗で流れた。 | 太田電気 | |
パークドルニエ | ヒコさんのオリジナル設計によるプロトタイプ6号機ドルニエはフィルムカラーリングでベランカのようになってしまった。 ユニオン130ギヤダウンユニットで公園で楽しむにはもってこいでSPヒコで販売中。スパン700mm、全備250g |
ヒコ | |
ASK21 | ご存知ASK21ですが本来のタンデム車輪とキャノピー枠塗装を省略したためさながら単座機。全備重量850gはこのクラスでは重めでモーターを標準のスピード400からルマン29に換装したのはサーマル工房さん不本意とお思いでしょうが正解と感じてます。それにしてもスタントを含めたグライド性能は申し分なしで2001年夏の主力機となりました。 | サーマル工房 |
ゼロ戦の次の次くらいに知ることになりそうなあまりにもメジャーな2次大戦機、よって能書きは省略。パイロットのクイックビルトシリーズ25クラスでそのパッケージの美しさにだまされ購入するも、どう考えても翼面荷重高そうで、スパン80mm延長してしまった。同時に水平尾翼は拡大軽量改造、胴枠、バルサブロックも極限肉抜き施しOSFS52搭載、ドープ絹貼り、ラッカー、クリヤウレタン仕上げで、バランスウエイト込み2200g也。
車輪のトレッドはBf109に次ぐ狭きもので(キットより片側40mmも延長しても)ゆっくりスロットル開こうものなら思いっきりグランドループ。一気にフルスロットルが肝心(もっともジャイロ並みのラダーワークできるつわものは別)。
脚を外側に収める様は見慣れない光景でユニーク。フルスロットルでのローパス、バンク、バレルロールなど、実機を彷彿とさせる。こういう機体でアクロ機のようなことをしてはいけない、第一美しくない、それに上半角きつくラダー打ちで挙動が大きく危険。やさしいスティックさばきで大きく舞うのが正統。
そうそうたるヨーロピアンバトルプレーン
手前から
@テトラのスピットファイヤー山本さん機、
A私のスピットファイヤー
同じく
Bパイロットクイックビルトのホーカーハリケーン斎藤さん機、
Cユニオンのデボアチン斎藤さん機、
Dフィーゼラーシュトルヒは山本さんの自作
おおとりクラブ飛行場にて
それにしても残念なのはシュトルヒが阿武隈川に流れたこと。
山本さんもう一度作って飛ばしてください。
1954年から僅か5年間ではあるが米海軍艦上ジェット迎撃戦闘機として活躍したカットラスは見た通りの個性派である。異様にに高いキャノピーは高迎角離着陸時の前方視界を得るためで(初期型は幾分小さなキャノピー)更に後退角35°の主翼後縁にはエイレベーターと呼ばれるエレボンが設定され水平尾翼は持たない。大きな双垂直尾翼がともすれば間抜けになりそうな無尾翼デザインを引き締めている。
さてラジコンの当機はアメリカ製のキットで、ずしりと重い箱の中身は発泡主翼にアベチ材プランク、ベニヤ板、ハードバルサブロック、20mmバルサ三角材など多用されており、デリカシーを感じさせない。唯一参考なるのはエンジンマウントを含む前部胴体とダミージェットインテークから後ろ胴体を別々に作り、合わせ込む仕様である。この辺は丸鷹ファントムには無い構造でシンプルと思える。しかしながら作りながら気にしていた完成重量は絹張り塗装仕上げでなんと3.4Kg。これは飛びません。少なくとも私の経験ではこのクラスの大きさで翼面荷重100g/dm2程度となれば、離陸速度に達しないと思っていたわけです。
2000、5、6初飛行の日。穏やかな曇天で風も僅か。少々くたびれたENYA45CXに火を入れると思ったより引きがいい感じ、もしかしたら浮くか。フルスロットルで押し出してもらうとそこそこの滑走で、エレベーター引くことも無く浮いてしまった。しかもエルロン(エレボン)トリムはさほど狂って無い。エレベータートリムはかなりダウンで上昇を食い止め、ギヤアップするとへんてこな機体は「なんてかっこいいんだろう」に変わった。
思惑より安定した飛行振りに安堵し、早々に着陸態勢。これまた癖なし、エンジン最スローで急激な沈下は見られず、先のMe163より素直な感じで無事接地。
製作開始より3年もたってしまった落ちこぼれ機が報われる一日ではありました。
全長:1150mm
全幅:1320mm
重量:3400g
エンジン:ENYA45CX
翼面積:38dm2
ラジオ:5ch
引き込み脚は改造して無理やり設定。キットは固定脚仕様